今回の新顔は、ブロードエンター（4415・東証グロース）の1社です。

11月14日引後に優待導入が発表されました。日頃から取引が少ないのと、同時に発表された下方修正もあり、祭とはなりませんでしたが、その後の推移は堅調なようです。優待の品はドリームジャンボ宝くじ10枚という変わり種です。200株以上の保有が必要です。

次は優待の変更があった銘柄で、

11月11日に優待の変更を発表した、きちりＨＤ（3082・東証スタンダード）。6・12月の年2回優待となり、割引券（30％オフ）は1500円分の飲食券に変更です。同時に発表された四半期決算では、売上は大幅に回復ながら赤字という内容でした。何が受けたのかよくわからないのですが、翌日から二日ストップ高となりました。三日目からザラバ取引が復活しましたが売りも入って来たようで日証金残高は売り長で逆日歩が付き始めました。

権利月の下落の安定さから見ても優待パワーの強い銘柄です。昨年は優待変更を発表した翌日から急落が始まりました。同時に発表された四半期決算では、売上は大幅に減少ながら黒字という内容でした。優待の変更内容は3000円の飲食券を割引券（30％オフ）にするというもので会社側としては「拡充」として発表しています。結局今回の優待変更とは以前の優待に戻したもの、ということになります。昨年の急落とは真逆のことが今起きているようです。

次に優待廃止銘柄、

ペッパーフドサビス（3053・東証プライム）。8月12日引後に業績の下方修正とともに優待廃止を発表しました。ショックは大きかったようです。

長期チャートですが、株主数の推移（縦棒）も載せておきます。直近の2022年6月末で6万名を超えています。かつては優待パワーが非常に強い銘柄だったのですが、2019年頃からトレンドパワーに押されるようになってしまいました。

たまたま出してしまった隣の銘柄コード（3053→3054）で、

ハイパー（3054・東証プライム）。毎年12月末にクオカード1000円分です。良い感じで上がってきています。ローソクの陰線が目立ちますが、寄り高の引け安傾向がある銘柄です。直近では素直に陽線で上がっており売り物が途絶えた状態のようです。