株主優待銘柄の値動きを捉える世界唯一のデータ集『株<優待>アノマリー情報CD−ROM』。まずはページサンプルで掲載されているデータの内容をご覧ください。
10月15日発売の「2024 AUTUMN-WINTER」号は掲載銘柄数が216。前号より7銘柄増えています。
掲載銘柄数の増加については、前号のご案内ページで「市場全体が良好であることの反映」と、過去の傾向からその大きな背景を述べています。しかし、今回の「2024 AUTUMN-WINTER」号の対象期間24年4月から9月末、市場全体はどんな状況だったでしょうか。「良好」などとんでもない。3月までの好相場の調整が4月初っ端に始まり、6月後半になってようやく「調整完了→トレンド再開」の動きになったところが、それがわずか1ヶ月にして急変。8月に入ると、途端に驚愕の大暴落です。その後は激リバ相場となりましたが、9月に入ってなお動く値幅が4ケタ台の日が出現するという、不安定さが極端な値動きになる相場が続きました。
株主優待で人気のある銘柄といえども、トレンド途中の多少の調整ならともかく、8月1日から5日にかけての大暴落局面ではその難からは逃れられません。何しろ、下げ幅歴代1位、下落率は歴代ワースト2位となった8月5日は、過去1年来安値更新銘柄数が2000を超えているのです。7月までの着々と積み上げてきた“優待アノマリー”のトレンドが一挙に瓦礫と化した銘柄もあったでしょう。
しかし、“コロナ・ショック”の暴落局面もそうだったように、優待で人気のある銘柄は「激安」と見るや“待ってました!”とばかりに買いが入って早々に、かつ大幅に値を戻す例が少なからず観測されます。今回の掲載銘柄数が増加したのも、もしかすると、暴落後の戻しの強さが影響したのかもしれません。
その意味で言うと、8月5日のような歴史的大暴落はそう起きることではないとしても、派手に上げ下げする相場は優待銘柄売買にとって悪い環境ではありません。では、具体的にどの優待銘柄を対象にするのか。候補を絞るうえでは、権利付き売買最終日までの時間はもとより、権利月に向けての値動きの傾向を抑えておくことは不可欠です。
そうした優待銘柄の値動きに関する情報を提供する『株<優待>アノマリー情報』。時として極端すぎる動きになる目下の市場の中で収益機会を探すなら、これは必携です。
CD-ROMに同時収録されている『Special Report』では、8月の大暴落局面が、優待の権利に向けての値動きの言わば渦中にあった8月権利銘柄と9月権利銘柄の例を取り上げています。
前述のとおり、優待銘柄は市場全体が爆下げする局面で買いが入ってきやすい特殊要因を持っているわけですが、ただ、個別に見ていくと、戻しの強さにはかなり温度差があります。早期に暴落以前の高値水準まで戻す銘柄もある一方で、リバウンドの初動は強くてもそれが続かず、暴落以前のトレンドに復帰できずに権利落ちを迎える銘柄もあるのが実情です。
そうすると、暴落前の平常時に権利月に向けた値動きのアノマリーに着目して買い出動していた場合には、その買値によっては暴落後のリバウンドでも損失が埋めきれない。権利落ち前日の手仕舞いがやむなく損切りとなることも起きてしまいます。
しかも困ったことに、どの優待銘柄が暴落以前のトレンドに復帰するのか、どの優待銘柄はリバウンドが頓挫しそうなのか、それを事前に知ることはできません。過去に高い値動きのアノマリーが確認される銘柄でさえも、残念な権利付き売買最終日となる例が実際にありました。
この不確実性にどう対応すればよいのか。『Special Report』の<strategy>でこの点について考察しています。また。<topic>の中では「参戦するなら暴落局面こそうってつけ」とも言える優待銘柄の例を紹介しています。是非ご一読ください。
CD-ROM収録の情報に加えて、当サイトに設けている「株<優待>アノマリー情報」をご購入くださったお客様の専用ページで最新かつ詳細な情報をご提供しています。
たとえば、優待制度の新設・廃止、および優待内容の変更に関する情報をJPXのTDnet(適時情報開示閲覧サービス)にリンクする形でお届けしています(毎営業日16時過ぎに更新。それ以降に発表された情報は19時過ぎに追加)。
その情報を権利月別ごとに独自編集した「権利月別Pick Up」では、過去の権利月の優待銘柄、これから権利月を迎える銘柄に分けて、権利月ごとにコメントをつけて整理しています。これは見どころ満載です。
最新の“優待アノマリー度のスコア順のリスト・データも掲載しています。権利月が6ヵ月先の銘柄までリストアップし、月変わり前後にデータ更新。過去のデータ(16年4月以降)も見ることができますから、かつての値動きのアノマリーはどんな具合だったのか、そのアノマリーが変調していないかなど、過去との比較・分析にもご活用いただけます。
なお、お客様専用ページでは、CD=ROMには収録されていない銘柄について、CD−ROMと同じフォーマットのデータのご依頼も承っています。注目している優待銘柄が今回非掲載だった、といった場合には、是非こちらからご依頼ください。
好評をいただいております。全国の書店にて発売中。