信用取引には2つの形態があります。
ひとつは「制度信用取引」と呼ばれるもので、昭和26年に信用取引制度がスタートしたときから続いています。現在でもこれが主流です。
この制度信用取引では、返済期限をはじめ取引のルールや取引できる対象銘柄は証券取引所が決めます。返済期限は、制度がスタートした当初から現在に至るまで「6ヶ月」です。つまり、制度信用取引で株を売買した場合には、6ヶ月以内に反対売買をするか、現引きまたは現渡しによって決済をしなければなりません。
もうひとつは、「一般信用取引」という形態です。こちらは、返済期限など取引ルールは証券会社とその顧客の間で決めることができます。ネット証券の一般信用取引は、返済期限を設けない「無期限信用取引」がほとんどです。
現在、ほとんどのネット証券では、制度信用取引・一般信用取引いずれも取り扱っています。