今回の新顔は、ティーケーピー（3479・マザーズ）、エルテス（3967・マザーズ）、メタリアル（6182・マザーズ）などです。3銘柄ともマザーズ上場です。

プレミアム優待クラブを導入した、エルテス（3967・マザーズ）。500株以上の保有が必要です。発表直後の値持ちは良かったのですが市場全体の動向に逆らうことが出来ません。

他のマザーズ・優待2銘柄の、2021年9月1日の株価を100とした相対チャートです。今年に入りマザーズ指数の動きに引き連れて、値持ちの良かったメタリアルも優待はどこに行ったという状況です。

優待パワーが効かない状況で、逆優待パワーの威力は強いようです。

柿安本店（2294 ・東証1部）。1月14日に優待廃止を発表しました。代わりにと言うか、増配+記念配で100円配当を発表したのですが、配当パワーを逆優待パワーが上回ったようです。CD-ROM掲載の常連銘柄で、今回も2月の優待に向けて12月から上げ始めたのですがショックは大きかったです。

一方、とっても有名な優待銘柄の1つ、

吉野家ＨＤ（9861・東洋1部）。業績も堅調に推移しているようで上げトレンドはキープされています。有名な優待銘柄ですが優待パワー的には、

ここ 3、4年の動きは落ち着かないもので、CD-ROM掲載からは外れています。優待権利を前に敢えて買う、というよりは下がったらいつでも買うという人が多いのかも知れません。いつでも買えて売ることが出来ますから。優待パワーの強い銘柄は権利月前後に出来高が集中します。柿安がそうでした。下図に示します。

CD-ROMでは、上図のような5年分の月足チャートを掲載しています。権利月の出来高が強調色で表示されており、優待がどれぐらい意識されて取引されているかが一目で推測出来るようになっています。