今回の新顔は、タケダ機械（6150・東証スタンダード）、住江織物（3501・東証プライム）です。

1月14日に優待導入を発表した住江織物。プライム上場維持には流通時価総額・売買代金が未達であることが昨年開示されており、適合に向けた施策が出てきたようです。効果はばつぐん、と思っていたところに、3月9日に立合外分売が発表され優待の効果は白紙化されてしまいました。立合外分売もプライム維持への取り組みだったわけですが、今となっては絶好の買い場だったようです。会社側から株式分割についても触れられているので、いずれあるでしょう。

プライム基準である流通時価総額100億というのは、かなりクリティカルな問題です。というのは、TOPIX 除外の可能性が出てくるからです。詳しくは、JPX「株価指数の見直し」を見て下さいね。

リストにある、キャンドゥ（2698・東証スタンダード）はイオン（8267）の子会社となって2月決算に変更なのですが、優待月の変更については確認できていませんのでご注意下さい。

リストのトップにある、イーサポートリンク（2493・東証スタンダード）。このコーナーで過去に何回か取り上げた銘柄です。2017年の優待縮小にもかかわらず優待パワーは健在です。リンゴジュース3本でいいの?とも思ってしまうのですが、

株価はこうなっています。2〜4月以外に保有していると、

こういうことになってしまいます（2016年まで11月も優待月だったのも見て取れます）。保有月を分けて見ると「天と地」みたいです。アノマリーですね。